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不器用さ 発達性協調運動障害


ADHDの診断がおりた後、どうやってサポートできるかをネットで調べまくっていた時「これは」というのを見つけた。
ADHDと併存することがあるらしいという記述があるのもみつけた。

「発達性協調運動障害」
読んでみるとnatsukiに当てはまることばかりだった。

小さい頃から外遊びをできるだけしてきたし、本人も好きで走り回っていた。
家族もスポーツをするし、アウトドア派だ。

スポーツは小3から集団スポーツ(団体)、小5から個人スポーツ(団体)に参加していた。
(その後も中学、高校と体育会の部活を継続)

小学校のそのどちらのスポーツもフォームはキレイだと言われ期待されるのに、なぜか実力は?という具合だった。
練習を怠ることはないが、自主練は自らはしない程度の本人熱量。
練習不足かなと思っていた。

逆上がり(鉄棒)は低学年の頃から週末家族で度々校庭にて練習して、ようやく小5くらいでできるようになった。

縄跳びも苦手、ダンス?(リズム体操)も苦手という不器用な面があるのはわかっていた。
徒競走も、普通な走り方をしているのに、どこか推進力?がないような。

高学年になり、学校対抗スポーツがあり、それに向けて週末(約2ヶ月くらいだったか)子どもの練習に親が交代で指導や見守るというの行事があった。
お当番のとき一緒だったお母さんがスポーツインストラクターをされていた方だった。
息子がそのスポーツを練習している姿(他の子も)を見ながら、私が「以前から綺麗なフォームと言われるのだけど、威力が出ないんだよね」と話すと、そのお母さんがnatsukiを見てくれ「自分の体を使えていない。体幹が弱すぎるように見える。」と教えてくれた。



そして発達障害の診断結果と、そのお母さんの「体幹が弱い、体が使えていない」という言葉。

このような背景もあり、の、「発達性協調運動障害」を見つけ、合点がいった気がした。

だったら、その運動面の不器用さもサポートできないかと思い、ネットで調べて効果がありそうなことをリストアップして試していった。

まず始めたのが
1 「小さいトランポリン」を購入して家の中でそれをする。
2 「早朝ジョギング 4キロ」を家族3人で毎日(週7日雨の日以外全て)走る
3 「縄跳び 1000回」と「二重とび100回」ジョギング の後に続けてやる
4 柔軟体操
5 倒立、ブリッジ

これを小6の秋から始めた。

ADHDのことは診断がおりてから全てnatsukiには話してあり、このことも説明した。
きっと効果があるからと、natsukiだけじゃなく3人で一緒にやろうと話し、3人でやることを約束。
じゃないと本人だけではやりません。

平日は朝6時前に起床(とにかく絶対起床させます)。
そして上記の通りジョギング 、縄跳び、柔軟、倒立、ブリッジをします。

慣れるまでは親子共々大変だけど、習慣になってくれば大丈夫だった。

走るのはできても縄跳びに時間がかかった。
普通とび1000回はとにかく止まってもいいからすぐに続けて跳ぶことを重視。
すると普通とびは止まらずにできるように少しずつなっていった。

二重とびは最初1回しかできなかったのが、連続2回、5回、10回と少しずつ増えていった。
これももちろん100回分跳べるまで(最初は縄を踏んでも100回)。

中学生になってから、縄跳び二重跳びは連続80回くらいまでは成功するようになっていった。
できるようになってくると、後ろ跳びや交差跳びなど、自分で遊ぶようになっていった。

もちろん、普通の人が練習すればできることを1としたら100倍くらい練習しないとできないレベルだった。
それを100倍こなしてやっとできるようになった。

これを小学校生活、毎朝(土日も)続けた(更に中学3年間も)。

普通の人が生まれ持って備わっている程度の体幹まで備わったかどうかはわからないけど、本人の自信がついたことが何よりだった。
小学校のマラソン大会でも本人も納得のいく結果だった。

中学に入って体育会の部活に入部したので、朝練があった。
それでも、家での独自朝練メニュー(小学校からの)はそのまま継続し、朝練に行く前に親子で5キロジョギング、縄跳び、倒立、ブリッジ とそのほかに部活用の独自メニューを取り入れた。
テスト期間中も入試前も早朝親子ジョギングはやめなかった。

高校生になり部活の朝練の時間が早くなったため、natsukiは早朝ジョギングは終わりとなった。


中学ではテスト期間中でも続け、走っている最中に問題を出し答えを言うというのもやっていた(これは並走しながら問題を出す親がタイヘン)。
運動(体や手足を動かしながら)と一緒に、頭を使うことで、不器用なところのピントを合わせられればと思いながら。
これはテスト期間中のいっときだけです(親が無理)。
流石にnatsukiに速さでかないません。3人それぞれのペースで走ってました。


「発達性協調運動障害」このことをネットで見つけたことは親子にとってとてもプラスだった。


普通の人が簡単にできることを、自分は約100倍は練習しないとできない不器用さを持っていることを身をもって自覚したことも大きかったと思う。
でも100倍練習すれば、それに近づけることができることもわかったのだと思う。

そして運動面での不器用さを、本人の努力と継続することで自信をつけたことが、よかった。

もちろん何もかもできるようになったのではない。
やっていないことは普通の人が努力せずにできることも、できない状態のまま(今までと同じ)というのが現実。



始めたのが小学校6年という年齢、natsukiの性格、4年間弱にわたって3人で継続できる状況にあったこともたまたまラッキーだったのかもしれない。でも始めた時はこれがどのくらい続くか、効果があるのかなどはわからなかった。

効果など数字で出るものではないけど、親子3人で続けた時間はよかったと思う。




私たち夫婦はnatsukiが一緒に走らなくなった(朝練のため)けど、今でも毎日変わらず夫婦で走っている。







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by akisaku1231 | 2022-07-14 20:46 | 息子(小学校) | Comments(0)
母(強烈な性格?)の娘である私akira(おそらくadd)との関係 そして一人息子natsuki(add)との関係についてのブログ

by akisaku1231