2021年 12月 26日
(友達関係や生活習慣)小学生の頃
Natsukiはプラモデル(戦闘機、戦艦、戦車)が大好きだ(特に小中高でハマっていた)。
20歳になった現在は全くしていないが。
作り方は大雑把。
丁寧な仕事をしない。
作れるのだが、完成するまでに飽きてしまう。
なので、後少しで完成のところくらいまでくると、新しいプラモデルに取り掛かるか、新しいプラモデルがなければ違う興味に移ってしまう。
だから家にあるのは中途半端なものばかりだ。
これも後から発達障害らしいのだろうと気づいた
ADDとわかるまでは、「きちんと最後までやろう」「一緒にやろう』と何度も声をかけたりしたが、反応なし。
わかってからも声をかける言葉や方法を変えて何度もトライしたが、変化なし。
大好きなものであるはずなのに、丁寧に扱わない=ほったらかしでもある。
プラモデルに色を吹き付ける器械?みたいなものも買ったりと、かなり道具も揃っている。
全て使いっぱなしで埃まみれの状態。
プラモデルを例に出しているが、その他たくさんこのような行動思考パターンが当てはまる。
人にも動物にも物にも執着しない。
というふうに大雑把に書いてみたが、
「執着」という言葉は微妙に違うような気もする。
「大事にしない」というのも違うような気もする。
嫌いなわけでもない。
普通の人が大好きな人や動物、物があったら大切(愛情)にするだろうというところがない(今のところ)。
好きなのに大事にしない←というように他人からは見える
もしかすると「大事にする」という考えや思いが考えられない(欠落?これから育つ?)のでは。
もしくは「natsukiの大事にする」という思いは他人とは全く違うものなのかも。
嫌いになったわけでもなく、壊したり捨てたりも一切しない。
やり方を間違えて作ってしまっても、全くイライラせず、そういうことはあまり気にしない。
こういうイライラしたりしないところはすごいなと思う。
大事にしないところは短所とも思えるが、見ようによってはこのような点(上記)もあるのですごい長所だと思う。
Natsukiは全般的にイライラや、汚い言葉も一切聞いたこともなく、物を投げたりする態度など取らない。
普通の人?が普通にできることが、できないことがあまりに多く、それが目立つnatsukiだけど、
短所も反対の面から考えると長所なのだと、一息つけるときに思うようにしている!
家族とはボードゲームをしてよく遊んだ。
小学校の頃、友人たちをたまに家に連れてきた時に後で思えば特徴的だと思ったこと。
4、5人の友達が家にきて遊ぶ時、うちにはゲームの類が一切ないので、遊ぶのはボードゲームやトランプ、将棋などになる。
そこでボードゲームを始めて和気藹々と遊んでいると、natsukiが急に立ち上がり何かを探して持ってくる。
「このゲーム面白いよ、これやろうよ」と言い出す。
まだ初めてから2周目くらいのボードゲームを途中でやめようと言い出す。
みんな楽しくなってきたところで、急に言い出すnatsukiに驚きながらも、しょうがなく違うゲームに移りながらも戸惑っている。
それを何度も繰り返す。
もちろん友人たちもnatsukiの要望に全て応えているわけではなく、それぞれにいろんな対応しながらも、natsukiを含めみんなで楽しく遊んでいる様子だった。
こんなnatsukiをみていて、親の私はハラハラしながら「そんな新たにゲームを持ってこないで、じっくりみんなと結末まで一つのゲームで遊びなよー」とか「そんなんじゃ、嫌われちゃうよー」とか心の中で思いながら見守っていたなあ。
家に来てくれたことが嬉しくて舞い上がっているnatsukiなのだと当初は思っていた。
こんなゲームもあるよとたくさん紹介したいのかとも思った。
でも何度もそういう機会を目にするたびにこれは何か普通の子どもと違うと感じることが多くなった。
衝動的に物事や態度をとってしまう(ADHDと判断されてからこれもそうなのだと思い出す)。
それから小学生の頃こんなことも多かった。
突拍子もないことを考えてやりだす。
例えば友人を家に連れてきて「これから自動車を作るんだ、一緒に」と言い出す。
私は「え?自動車?プラモデルのこと?」
「違う、本当に動かせる自動車、乗ることもできるように」という。
二人で色々と考えていて率先してnatsukiが話しているらしい。
板やら色々と集めてきて始めている。
でも結局、2、3回家にきてくれた友人もやがて来なくなる。
おそらく友人はnatsukiが幼児的な発想で言っているだけで実現的な能力を持っていないと判断したのだろう。
natsukiは本気なのだが、そもそも作れるはずもないものをやれると思ってしまう知力(IQ)だった。
そしてnatsukiも1週間2週間くらいでその熱は覚めて、やりっぱなしとなる。
生活習慣においても身につかない(小学校)。
朝起きるのが苦手(自分で起きることができない)
どの洋服を着るのかわからない
歯磨きをするという習慣がつかない
寝巻きに着替える習慣がわからない
洋服の片付けができない
=服を脱いだら脱ぎっぱなし
傘はなくす(帰りが雨でないと絶対に持って帰ってこない=なくす。今現在も)
ハンカチやティッシュなど持たせても無駄(何処かに消えるか、カバンの底でグチャグチャ)
大学入学してから、変化した部分がある。
唯一ファッションについて興味を急に持ったことだ。
自分で洋服を見たり買ったりするのが大好きになっている。
natsukiらしい独自のセンスで選んで着ている。
(ちなみに髪の色はある時は青色、次は紫色だったり金色だったりしている!)
だけどせっかくお気に入りで買った服も脱いだら脱ぎっぱなし(家中どこにでも散乱)。
Natsuki(が小学生高学年の頃)とは歳の離れた姪(当時5歳)が親なしで泊まりにきたことがあった。
その時、5歳の子がここまで一人でできるのかと目の当たりにして驚いた(定形発達)。
一人っ子のnatsukiしか知らなかったので。そうか、やはりnatsukihaは何か違うと感じることだった。
小さい頃からnatsukiは自分よりも小さい子と遊ぶのが上手だったし、好きだった。
きっとnatsukiの実年齢マイナス部分(例えば実年齢9歳でも知能は4歳だったとして)の子(4歳)たちと遊ぶのがあっていたのだろう。
例えば小学校3年時の定型発達の同学年と遊ぶ時に、natsukiは4歳レベルの知能部分であったならば、なかなか難しいことだったろうと。
発達が凸凹であるから、natsukiが4歳の知能と実年齢9歳(小3)の部分も含んでいたと思う。
そう思うと、本人にとっては無意識レベルでストレスを抱えての友人関係(同学年)もあったのかもしれない。
そして友人たちもnatsukiの言動に「?」と思うことが多々あったのではないかと思う(親だって「???!」ばかりなのだから)。
そういうのを抱えながら、友人関係でたくさん傷ついたり傷つけたりしながらの、貴重な経験を学ばせてもらってきたことだろう。
それにはいい友人たちに恵まれ、先生たちや学校(小中高は公立)にも恵まれ、ここまでこれたのだと思う。
親も、先生たちを含めみんなにたくさん助けてもらった。
とてもありがたいなあと振り返る。
つらつらと、思いつくままに書いてしまった。
by akisaku1231
| 2021-12-26 22:22
| 息子(小学校)