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母の離婚(1/7)



母の離婚については比較的覚えていることが多い。
ただ以前にも書いたが記憶は不確かなもの、更に自分の記憶は著しく弱いので自分勝手に書き換えている可能性もあるし、
父母の離婚について夫婦のことなのでそれぞれの言い分見方もあると思う。
この件は娘の私が親の離婚について感じたことの内容になる。


母は私が中学になった頃から外でパートを始めた。
家のことは専業主婦(内職)の頃に比べると、外で買ったお惣菜などが増えていったが、今まで食べたことがないようなものが多かったので子ども心には嬉しかった。


高校生の時、父が福利厚生の無料利用券に当選したとのことで、会社の別荘に行ったことがある。
豪華コテージに案内され、冷蔵庫にはステーキなど見たことのない美味しい食材が沢山詰まっていて、
その他フルーツやお菓子飲み物などふんだんに置いてあった。
もちろんレストランからオーダーすることもできた。全て好きにしていいものだった。
内容まで詳しく書いて恥ずかしいことなのだが、
下流レベル貧乏な家族にとってどれだけ驚き、夢のような魔法のようなコテージだった。

そのことにも驚いたが、さらに驚いたのは案内されてからの母の態度だ。
今まで散々父のことを罵倒、悪口オンリーだった母が滞在中、人がまるっきり変わったように父を褒め称え続けたのだ。

「こんな体験できるなんて全てパパのおかげだわ」
「パパに感謝しなきゃね、みんな」
「パパが毎日毎日タイヘンなお仕事してくれたからこういうご褒美をもらえたのだからね」
「パパはなんて素晴らしいのかしら」
「まあこのお肉なんてすごいのでしょう、パパすごいわ。ありがとうね」
表現が大げさかと思うかもしれないが、本当なのだ。

今までにないハイテンションで父を褒めちぎった。
高校生になっていた私は心の中で、母の態度の変化に相当驚いた。
猫なで声(というのか)媚びるような声をだす母の態度は異様だった。
母の裏表の態度があるのは今までに書いた通りわかっていた。
ただ父のことでまさかここまで豹変できるのかと、初めて冷めた目で母をみている自分がいた。

当然帰宅すれば、いつもの通り現実が待っていた。
母もいつも通り父の悪口愚痴のオンパレード、平常運転だ。

外に働き出し始めた母が少しずつ変化していったのに私は気がつかなかった。

それから数年のうちに父母の関係は破綻した。
亀裂が入ってからの父母は、こんなにも人間は変わってしまうのかという行動言動をとる。
特に母はおかしくなっていった。後になってそれが素の母なのだと知るのだけど。
私は母に巻き込まれた。






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by akisaku1231 | 2019-02-03 18:27 | 私の生育、環境
母(強烈な性格?)の娘である私akira(おそらくadd)との関係 そして一人息子natsuki(add)との関係についてのブログ