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強迫性障害(まち針、歯科など)



まち針

それはNatsukiが乳児のときだ。
たまたま夫のシャツのボタンが取れたので付け直した。
洋裁箱に針をしまおうとした際「もしかしてまち針を落としてしまったかもしれない」という思いに囚われてしまった。
ボタン付け直しにまち針は使用していなかった。
ただ洋裁箱の中にある針山にまち針が数本刺さっていたのだ。
針をしまう際に腕か服についてまち針が知らないうちに床に落としてしまった可能性があるかもと思ってしまったのだ。

まち針が何本刺さっていたのかもわからない。乳児のnatsukiに刺さったりしたらどうしようとパニックになる。
自分の服を脱ぎ手で確認、その部屋の床を這いつくばって手でなぞった。
結局、1本も落ちていなかった。それでも不安に陥る。
ないものは仕方がないと、床から這い上がり洋裁箱を覗きこむ。
次回また不安に陥らないために、まち針を何本持っているのか調べた。
針山以外に予備まち針箱内にあったもの全てで32本だった。
普通は1回もしくは2回数えれば済むものだと思う。
でもこれを何度も繰り返してしまうのだ。
32本あるかどうかを10回、20回でも数えても気が済まない。
当然、針山に刺した状態であったものは予備箱に戻したが、その戻した際に落としたかもと思ってしまうのだ。

洋裁箱を開けるたびに、まち針を使わない日も数えるループから逃れられなかった。
これは今も続いているが、数える回数は減っている。


歯科

私の歯はボロボロだから歯科通いは年中だ。
育児中に歯が悪くなったので、いつも通っている歯科に行った。
椅子に座り歯科衛生士の準備を見ていて手袋がふと目に入った。
手袋指先に赤い(血)色が見えたのだ(少量ではない範囲)。
私はまだ今日の治療を全くしていない(口もあいていない)、ということは私の血ではないことは確かだ。
歯科衛生士にドキドキしながら「手袋に血がついています」と告げると、びっくりしたように手袋を見て「あっ。すみません」と手袋を替えた。
患者ごとに手袋を替えていると当然思っていたがそうではなかったのだ(たまたまかもしれないが。そう思いたい)。
たとえ衛生士は手袋を替えなくても患者ごとに手を洗うことは最低していると思っていた。
そこの歯科はたくさんのドクターを抱える大手歯科医院なので信頼していた。

これがきっかけになり、普通の歯科にいけなくなってしまった。
感染恐怖になってしまった。
それでも歯科に行かなければならない状況の中、ネットで調べ欧米並みに感染除去対策をしている歯科を探した。
そういうところは自費診療で高額だった。
年中歯のどこかしらがダメになるたびに通う羽目になる。
夫は近所の歯科で保険治療(虫歯が少ない)、私は遠距離にて通院、高額自費診療での治療。
夫はネットで歯科を一緒に探し、新しい歯科ごとに最初は付き添いドクターの話を一緒に聞いてくれた。
一度も文句を言われたことなどない。感謝しても仕切れない。
この自費診療(高額治療)の歯科でないと通えないというのは、7年くらい続いた。

その後、感染恐怖の気持ちが少しずつ和らぎ、現在普通の歯科(保険治療)に通えるようになっている。


他には(軽度の症状)
● 血液検査の注射
検査票を渡されてから何十分も病院内をウロウロして、覚悟を決めないとできない。
(上記の歯科での感染恐怖からの影響)毎日のことではないので大丈夫。
● 外出先でのトイレ
● 手洗い


現在もわけわからない反復行動は、ひどくなったり少しましになったりと波がある。
ひどくなると、原因がわからなくてもストレスが溜まっているのだと気づき、
できるだけ気持ちを落ち着かせたり自分を休ませるようにと、気持ちをコントロールしようとしている。
それでもダメな時はもう諦めモードだ。

強迫性障害はおそらく一生のおつきあいなのかもしれない。






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by akisaku1231 | 2019-01-31 23:04 | 強迫性障害
母(強烈な性格?)の娘である私akira(おそらくadd)との関係 そして一人息子natsuki(add)との関係についてのブログ