2019年 01月 27日
父との関係 続き
前回の続き
あれから母も父もその件について一切触れたことはない。
私も話してはいけないことなのだと誰にも話さなかった。
でも忘れたことはない。
だからといって、毎日思い出してきたかというとそうではない。
自分がバカなのが幸いしたのか、PTSDのような深刻なものにならなかった。
辛くなった時や気分が落ち込む出来事など、そういう時にふと思い出してはさらに深みにはまるような感じだった。
ただ結婚、妊娠、子育てしている時からがなぜか思い出すことが頻繁になってきた、どうしてなのだろうと嫌になる。
今までに一度妹にだけこの件を軽めに話したことがある。
20代後半の頃、二人で出かけた際の新幹線の中で。
妹は
「あまり考えない方がいいよ」
「世の中にはもっとひどいことされている人もいるしね」
だった。
私も「そうだね」と応えた。
そうか、それだけかと思った。
妹に失望したわけではない。
他人に話すとこんな感じになるんだと思った。
他人(妹)にしたら、こんな話を聞かされてどんな風に対応すればいいか困ってしまうのか。
今まで誰にも話さず良かったと思った。
それと同時に、自分に向けてなんともいえない哀しみみたいな気持ちがプラスされてしまった。
それは自分の性格の黒い部分に気づかされ見透かされたようで、ほんと自分バカだと再確認したからだ。
この話をして何を言われたかったのか、同情してもらいたかったのか
かわいそうにと言って欲しかったのか
両親を罵倒するような言葉が欲しかったのか
有意識なのか無意識なのか、そんなことを期待していたのではないか。
自分の本質の汚らしい嫌らしさを再自覚だった。
どこまで自分は黒いのか、自分が嫌になる哀しみが残った。
最近になって、自分がその年齢なりの精神の成長があったなら、
お風呂も高学年まで無関心無自覚で父と入っていたが拒否していただろうし、
その他の件も防げた(なかった)のかもしれないのかなとも思う。
こんな風に綴っているが、これが全ての気持ちではない。
自分の気持ちをクリアに考えることができず、いつも複雑に絡み合って自分のことなのに全てを把握できない。
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by akisaku1231
| 2019-01-27 11:17
| 私の生育、環境

