2019年 01月 26日
父との関係
私は小6過ぎまで父とお風呂に入っていた。
母と入った記憶はない。妹は母と入っていたのかもしれない、覚えていない。
記憶がある時からずっと父の悪口を母から聞いていた自分だ。父が好きではなかった。
でも小さい頃から「akiraはパパっ子だから」となぜか母に言われ続けていた。
何を根拠にしていたのか不明だ。
家の中でも外でも誰にでも母はそう言っていた。
今思うと母は妹がお気に入りだったからかな。
私は母の言うことだから「そう行動しなきゃ」「そう思われなければ」と無意識にその頃思っていたように思う。
お風呂もそうだし、写真写る時も、どんな時も「パパっ子」らしくしていた。
父との会話もないのにだ。
父とお風呂に入っていることに、その当時は何も思わなかった(私の知能、自我が低いせい)。
父が私の体を洗っていた。私はなすがままだった、すみからすみまで赤ちゃんのように。
おかしいことだったのだと気づいたのは相当に後のことだった。
気づいてからは「おぞましい」。
おもしろいもので、その時期はなんとも思っていなかったのに、おかしいことだったのだという行為に気づいてからは
細かいことまで思い出せることだ。
記憶力が乏しい自分のはずなのに、父が私の体をどのように触ったか、洗ったか、風呂場で何があったのかの記憶が戻ってくる。
以前に書いているが自分の体のことは無関心だったし、性の知識も全くなかった。
風呂は一緒に入らなくなっていた中学のときのこと(妹はまだ小学生)。
うちは貧乏だったのでエアコンが一台しかなく、家族4人一部屋でずっと寝ていた。
ある夜、寝ている最中に寝ぼけながらも、もぞもぞと違和感を感じた。
それと同時にスパンと目が覚めた。
父が私を後ろから抱きついていて、そして。
怖くて怖くて声も出ず、逃げようとするとすごい力で。
今でもはっきりとその力から逃れようとする自分の手や体の感触、父の感触など全て覚えていることに嫌悪感がある。
そして不思議だと思う、これほど記憶力が悪いのにどうしてこういうことは細部や感触まで覚えているのだろう。
とても長い時間に感じた。
なんとかもがいてもがいて振りほどいて逃れ、隣の部屋に逃げ込んだ。
ドキドキと心臓が張り裂けるような気持ちで床に突っ伏し動けず、何が起こったのかパニックで考えられなかった。
少し経ってからか、隣に寝ていた母が起きてきて隣の部屋でうつ伏せにして体を丸めている私に向かって、
「どうしたの?何かあった?」
何も答えられなかった。
そうすると母は「まあね、、、、、」何か言っていた。
そのあとの言葉は「、、、間違えたのよ」と聞こえたと記憶しているが、これは曖昧だ。
それでもその母の態度言動をみて、何があったのかをわかっていると確信した。
母はそれだけで部屋を出ていってまた寝たようだった。
私は眠れなかった。
翌朝もそれ以降、母は一切そのことには触れなかった。
もちろん父も何も言わず、何事もなかったことになっていた。
この件をきっかけに、だんだんと性について意識するようになっていった。
お風呂の件もこのことがあってから、だんだんとおかしいことだったのだと理解していった感じだったと思う。
自分自身のことしかわからないので、他と比較しようがないのだが、
私のように知能が低かったり、精神年齢の成長の仕方が5年10年と実際の年齢よりも遅れていた場合。
記憶はあやふやなものだと感じる。
お風呂の件は、後になって細いことまで思い出したということだ。
けっこう細かいことまで今では思い返すことができる。
自分に自信がないものだから、もしかして、何かの記憶と混じっているのかもしれないと思うとこわい。
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by akisaku1231
| 2019-01-26 22:29
| 私の生育、環境

