顔の認識

私は自分の顔がよくわからなかった（今は少しは改善していると思う）。

どのような形をしているのか、目、鼻、口、輪郭などに興味がなかった？

うまく表現できない。

中学３年頃、美術で自画像を書くという授業があった。

そのとき初めて？どんな目、鼻、口をしているのか鏡を凝視して絵に描いた。

描いた絵を見て驚いた、それはそれはブサイクだった！！

描いている途中、自分の顔が写った鏡でブサイクと気づいた（驚く？！）ならわかるのだが、なぜか完成した絵を見てやっと気づいたのだ。

ちなみに絵は超絶下手である！　下手＝ブサイクという意味で今回書いているのではない。

絵を描くためには鏡ではパーツ（目、鼻、口）だけ見てそれぞれ書いていた（だから絵が下手なのか）。

だから鏡を見ても特に何も思わず、絵だと全体を見ることができたのか「ブサイク」と気づいたのか。

今でもその絵は詳細に覚えている。

当然家にも鏡はあり見ていたはずなのに、その授業で初めて気がついたということはそれまで自分の顔に関心がなかったということだ。

自分の顔もなのだが、他人の顔を判別したり覚えたりするのもとても苦手だ。

私と友人たち（定型発達）でどう違うのか。

初めて会ってから会う回数も同じ知人がいたとする。私以外はその知人を判別できるが、私にはできないのだ。

人よりも覚えられないのは覚える努力が人より足りないのだと思い、努力してもさっぱり結果はついてこなかった。

他に例として、夫と私がある店舗で初めて会う店員からある品物について細かい説明を聞いたとする。

その後「店員のメガネは最近流行っているのかな？」という夫に、私は「メガネかけてた？」

いつもそのような感じだ。

何度も会った知人でも、メガネをかけていたかさえも覚えられない。

顔を見て話したりできるのに、顔の中身が見えていないのだ（記憶できない？認識できていない？）。

顔を見て覚える努力もしたのだが無理なのだ。

もしかすると話に神経が集中していて他に気を使えない（顔を覚えられない）のかもしれないと思い、数人で話しているときに話の内容は聞かずに顔に集中してもダメだった。

なんども会うことができる人は雰囲気で覚えていくことでなんとかやっている。

一番近しい親族、家族は覚えることができている。長年一緒にいるというからということもあるが。

興味が深いか浅いかを無意識でしてしまっているだけのことなのか。

まあ覚えが悪いということは明確だ。

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